事故事例81 建設業:切れ・こすれ事例
こんにちは、事務担当の久保です。
当事務所は下記の期間を年末年始の休業日とさせていただきます。
2022年12月28日(水)~2023年1月4日(水)
新年は1月5日(木)より営業致します。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
「厚生労働省の職場のあんぜんサイト」から事故事例を紹介します。(No.101635)
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【ヒューム管を切断中にエンジンカッターが跳ね上がり、
研削刃の一部が被災者に接触、死亡】
<発生状況>
排水管工事現場の掘削溝で、エンジンカッターを使ってヒューム管の切断作業を行っていた。
ヒューム管は2回にわけて切断する必要があり、管の直径に対し半分ずつ切り込みを入れて
行っていた。
2回目の切断は、切り込みの角度がずれて1回目と合わなかったため
さらに管の下部(裏側)を切断する必要があった。
管の下部を切断する際、跳ね上がりが生じやすいエンジンカッターの研削刃の上部を使った。
研削刃が切断物と切り口に挟み込まれて、キックバックを起こし
跳ね上がった研削刃の一部が被災者の頸部に接触、死亡。
切断幅が短かったため(約40cm)切断物の下部に枕木を設けることができず
切断物は固定や支持がされていなかった。
<原因>
1. ヒューム管の下部をエンジンカッターの跳ね上がりが生じやすい研削刃の上部
4分の1で切断したこと
2. 切断物を固定せず切断作業を行ったため、札談物が切り口を塞ぎ
研削刃上部を挟み込んでしまったこと
3. エンジンカッターの研削刃の延長線上に立って切断作業を行ったこと
4. エンジンカッターを使用した作業の危険性や有害性について
事前に調査が行われておらず、安全な作業を行うための指示がなかったこと
とても痛ましい事故ですね。
なにかイレギュラーなことが起きてしまうと、気持ち的に焦ってしまい
冷静な判断が難しくなります。
事故原因を追究し、同じような悲しい事故が発生しないよう、
作業者はもちろん、関係者ひとりひとりが
安心安全で作業できる環境を作っていくことが大切だと思います。
保険のご相談、いつでも承っております。
お気軽にお問い合わせください(^^)
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