事故事例81 建設業:切れ・こすれ事例

query_builder 2022/12/05
ブログ

こんにちは、事務担当の久保です。


当事務所は下記の期間を年末年始の休業日とさせていただきます。

2022年12月28日(水)~2023年1月4日(水)

新年は1月5日(木)より営業致します。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。


「厚生労働省の職場のあんぜんサイト」から事故事例を紹介します。(No.101635)

☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

【ヒューム管を切断中にエンジンカッターが跳ね上がり、

                      研削刃の一部が被災者に接触、死亡



<発生状況>

排水管工事現場の掘削溝で、エンジンカッターを使ってヒューム管の切断作業を行っていた。

ヒューム管は2回にわけて切断する必要があり、管の直径に対し半分ずつ切り込みを入れて

行っていた。

2回目の切断は、切り込みの角度がずれて1回目と合わなかったため

さらに管の下部(裏側)を切断する必要があった。


管の下部を切断する際、跳ね上がりが生じやすいエンジンカッターの研削刃の上部を使った。

研削刃が切断物と切り口に挟み込まれて、キックバックを起こし

跳ね上がった研削刃の一部が被災者の頸部に接触、死亡。


切断幅が短かったため(約40cm)切断物の下部に枕木を設けることができず

切断物は固定や支持がされていなかった。


<原因>

1. ヒューム管の下部をエンジンカッターの跳ね上がりが生じやすい研削刃の上部

4分の1で切断したこと


2. 切断物を固定せず切断作業を行ったため、札談物が切り口を塞ぎ

研削刃上部を挟み込んでしまったこと


3. エンジンカッターの研削刃の延長線上に立って切断作業を行ったこと


4. エンジンカッターを使用した作業の危険性や有害性について

事前に調査が行われておらず、安全な作業を行うための指示がなかったこと



とても痛ましい事故ですね。

なにかイレギュラーなことが起きてしまうと、気持ち的に焦ってしまい

冷静な判断が難しくなります。


事故原因を追究し、同じような悲しい事故が発生しないよう、

作業者はもちろん、関係者ひとりひとりが

安心安全で作業できる環境を作っていくことが大切だと思います。


保険のご相談、いつでも承っております。

お気軽にお問い合わせください(^^)

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