事故事例69 建設業: フォークリフトと共に転落、死亡事故
こんにちは、事務担当の久保です。
「厚生労働省の職場のあんぜんサイト」から事故事例を紹介します。(No.101238)
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【運搬した廃材を焼却場のピットに落とす作業中、
フォークリフトと共にピット内に転落、死亡】
<発生状況>
資材置き場の責任者である作業者Aは、フォークリフトを使用して
焼却用ピットへ廃材を投入する作業を行っていた。
Aは誤ってフォークリフトとともに深さ約1.5mのピット内に転落した。
Aはピット内から逃げられず、焼死した。
10年前に焼却場を建設した当初、ピットの手前約1mに車止めがあり、
ピット内への廃材投入作業は、その位置に停車したフォークリフトから作業者が廃材を運び、
手で投入しており、当時作成された作業手順書にもその方法が明記されていた。
その後、フォークリフトの衝突により車止めが破損したが修復されなかった。
また作業者が熱や煙を嫌ったことから、
災害発生時点では作業手順書が守られず、
日常的にフォークリフトから直接廃材を投入する方法で行われていたおり、
事業者も黙認していた。
<原因>
1. ピットへフォークリフトが転落することを防止する措置がなかった。
(もともとピット手前1mに車止めが設置されていたが、破損しても修復されていなかった。)
2. 作業者が作業手順書を守らず、また事業者もこれを黙認していた。
建設業において転落・墜落事故はとても多いです。
作業をする前に現場に危険個所がないか、作業者とともに確認したほうがよいのでは
ないでしょうか?
また、作業者の好き嫌いで作業手順を守らないのは自分勝手ですし、
それを黙認していた事業者も非常に悪いと思います。
事故が起きてからでは遅すぎです。
このような悲しい事故が起きないように、
安全に対する意識付けをしっかり行う必要があるのではないでしょうか。
保険のご相談、いつでも承っております。
お気軽にお問い合わせください(^^)
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