事故事例63 建設業: 踏抜き死亡事故
こんにちは、事務担当の久保です。
「厚生労働省の職場のあんぜんサイト」から事故事例を紹介します。(No.100628)
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【ストレート屋根の母屋を移動中、踏み抜き墜落】
<発生状況>
倉庫として約30年間使用してきた鉄骨スレートぶきの建屋2棟を解体するものであった。
発注者から約10日間の工期で請負った元請のX建設は、この解体工事を施工するため
事業者およびその妻の他、労働者派遣業を営む派遣元の専門業者Yから派遣された被災者らを
解体工事に従事させていた。
被災者がスレート屋根の母屋上を移動していた際、
明り採り用の塩化ビニール波板のところでバランスを崩し、
スレート波板と塩化ビニール波板を踏抜き約6m下のコンクリート床面上に墜落し、死亡。
<原因>
1. 屋根材のスレートそのものはもちろんのこと、
明り採り用の塩化ビニール波板自体も相当に劣化していて、
人間の体重や衝撃に対して簡単に破れ壊れるような状況にあった。
2. スレート屋根等の上を歩行するときの歩み板の設置など
歩行中のスレート等の踏抜き防止措置の実行を怠っていた。
3. 安全管理が不十分で、安全責任者の現場における直接の作業指揮が行われていなかった。
たとえ短時間であっても安全な作業方法を指示しなければいけませんね。
そして、作業者ひとりひとりが安全に対する意識付けをしっかり行い、
このような悲しい事故が少しでも減ることを願っています。
保険のご相談、いつでも承っております。
お気軽にお問い合わせください(^^)
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